幼稚園2〜6日目

登校2〜6日目まではだいたい同じパターン。朝一緒に登園し、スモックを着て上履きに履き替えて(子供が)、先生のところにミコを連れて行く。先生はまず、ミコを抱っこして、キスの嵐。このとき、対応する先生はいつも同じ50代くらいのメインの先生。まずはメインの先生に慣れさせようとしているのだろう。ミコは照れたような、怖がっているような表情で私の顔を見る。私は、「マエストラ、ミコのことが好きなのよ」とニッコリしながら言う。が、そのまま先生に教室に連れて行かれそうになると、マミー!と私の方に手を広げて大泣き。そうなると、先生はミコを開放する。

3日目以降、メインの先生は、自由遊びの時間は、教室のドア付近に腰掛けて毛糸や木の動物のオモチャで遊んだ。ミコに親しみを持ってもらおうという意図なのだろうが、ミコは先生がドア付近にいると、「だってこっちにおいでって言うんだもん!」と言って近づかない。相変わらず、教室のドアと廊下にいる私の間を行ったり来たり。たまに、教室内で興味のあるオモチャやアクティヴィティがあると、そして先生がドア付近にいないと、ちょっとだけ教室に入ってみたり。時間が経つにつれて慣れてくるのか、幼稚園到着後2時間ほどすると、教室に入る時間も少しずつ長くなってくる。それを理解してか、ミコは新入生の中で一番最後に「じゃあまた明日ね!」と言われる。「じゃあまた明日ね!」と告げられるまで、新入生と保護者は学校にいるという慣らし期間ルール。ミコの下校時間は大体11時半前後。

3人の新入生の中で一番年上のGモ君は、相変わらず物怖じせず、幼稚園到着後自主的に教室に入っていってお気に入りのバギーのオモチャで遊ぶ。何か気に入らないことがあると、「マンマ、お家に帰る!」と泣きながら廊下にでてくる。そうすると、だいたいその直後に先生は「じゃあまた明日ね!」。日が経つに連れて、Gモ君が教室から出てくるまでの時間が長くなってきた。彼が先生に「じゃあまた明日!」と告げられるのは大体10-10:30頃。

3人の中で一番若いLカ君がミコに遅れること2日で登園開始した。彼は、2歳年上のお姉ちゃんと同じクラス。Lカ君は、クラスが大好き。教室にいたくて仕方がない。朝、ご両親に連れられて教室に入ると、先生が抱っこして「じゃあまた明日ね!」と廊下へ連れてくるまで、一度もでてこない。それどころか、「帰りたくない!」とクラスへ走り戻ろうとする。そこを先生とご両親が強制的に抱っこして下校させる。Lカ君の下校時間は大体10時頃。

三者三様の慣らし保育。一番ミコが手間をかけてもらっている感じ。内弁慶な性格に加えてイタリア語という言葉のバリアもある。託児所に入れられた経験も無い。慣れるのにはしばらく時間がかかるだろう。