幼稚園一日目

ミコのクラスは先生2人と生徒17人(男の子11人、女の子6人)。このうち、今年入園した新入生はミコを含めて3人。新入生の3人は、誕生日の早い順に一人ずつ、二日づつずらして慣らし登園を始めることになった。幼稚園の開始時間は、8:15〜9:00の間に保護者が教室に連れて行くことになている。入園式といった儀式は無し。

クラスで二番目に若いミコは、二日遅れで登園開始。教室のドアは開けた状態にしておいて、新入生の親は教室の外で待機。

新入生の中で一番誕生日の早いGモ君は、意気揚々と上機嫌で入ったと思ったら、数十分後、「マンマ!家に帰る!」と泣きながら廊下で待機中の母親のところで飛び込んできた。母親は飛び込んできた息子をぎゅうっと抱きしめながら、私に困った困ったという顔をする。登園三日目のGモ君は、廊下で10時頃先生に「じゃあまた明日ね!」と開放される。

これに対して、うちのお姫さまは、おずおず私と教室のドアの間を行ったり来たりでなかなか教室に入らない。先生やお友達のNエちゃん、その他のお兄ちゃんお姉ちゃんに「こっちにおいでよ!」と言われたり、手を握られたりすると、かえって怖じ気づいて、その手を払いのけたり、私のところに逃げてきたり。でも、クラスには興味があるようで、しばしば中を覗きに行っては、私に「お馬さん(のおもちゃ)がいる!」など報告してくる。ミコは、ほぼ一歩も教室に入らないまま、11時過ぎ頃「じゃあまた明日ね!」と先生に告げられる。

帰り道、ミコに「明日も学校行く?」と聞いたら「行く!」との返事。初日、悪くないスタートだ。先生の、時間をかけて子供を新しい環境に慣れさせようとする方針もよい。