祝一歳十ヶ月(22ヶ月)!

今月も、言葉の成長が著しかった。主語+目的語+述語で普通に喋るようになってきた。この年頃の言語習得能力は凄まじい。今では、一回聞いただけで覚えることもよくある。今月のミコ語ヒットは、"Troppo bella! (=too beautiful)"。スーパーのお姉さんに会う度に言われて覚えた言葉。もっとも意味はよく分かっていないようだが。そして、おっ、と思ったのが、「Sラ おかあさん」なんて言い出したこと。母親と子供という関係を理解していて、それを言葉で表現できるようになったのだ。素晴らしい!


一歳十ヶ月現在のミコの生活パターンは:

07:45 起床、
08:00 朝食 牛乳、チェリオかパンかご飯、野菜、果物
11:30 昼寝 約50分、午前に寝ない時は、午後に寝ることもあり
12:30 昼食 大人のご飯の取り分け(約半分強の量)
15:00 ほしがる時だけおやつ(クラッカー、季節の食べ物、パンケーキなど)
18:15 夕食 昼食と同じ
19:45 歯磨き&おふろ
20:30 就寝

先月と同じ。
一週間のメニューは
月)午前、公園でプレイグループ、午後、音楽&クラフトのプレイグループ(英語)
水)午後、うちで音楽&読書のプレイグループ(英語)
木)午後、音楽教室(伊語)

あとはほぼ毎日公園。そこにたまたまいる子と遊んだり、お友達を誘って一緒に行ったり。ミコが名前を言えるお友達は:Aン君(半年年上)、Sラちゃん(一ヶ月年下)、Kニーちゃん(四ヶ月年上)。Pラちゃん(二ヶ月年下)。


1)主人(=トラのぬいぐるみ)大好き!
朝、目が覚めてまず最初に言うことが、「主人どこ!」。それにH君が「第一声が『主人』ですか?!」と突っ込む、というのが毎朝のやりとり。寝相の素晴らしく悪い(一晩で何回転もする)ミコに蹴られて遠くに飛ばされた主人を見つけて、ギューと抱きしめて「主人だいしゅき!」。そこで私が、「ミコ、マミーのこと好き?」と聞いてみると、『しゅき!』。「パッパのこと好き?」にも、ニコッとして『しゅき!』それでは、「主人のこと好き?」と聞いてみたら、満面の笑みで『大しゅき!』という答えが帰ってきた。これ、確認のため四回試してみたが、毎回同じ答えだった。「好き」と「大好き」の違いをちゃんと分かっているのだ。

出掛けるとき以外は、常に主人と一緒。自分のハイチェアに主人を乗せてご飯を口に押し付けてみたり、自分が歯を磨く時に主人の口に自分の歯ブラシをあててみたり、便器に座らせてみたりと(どれも、主人が汚れるのでやめて欲しいのだが、、)。出掛ける時は、適当な場所に主人を置いて、「ここで、待っててね。バイバイ!」と行って別れる。親としては、まだ、一緒に連れて行く!と言い出さないだけ助かっている。主人に向かって「主人 赤ちゃん」とたまに言っているので、『主人はだれの赤ちゃんなの?』と聞いたら、「ミコ!」という返事が返ってきた。そうか、主人はミコの赤ちゃんなんだ!

生まれた時はミコよりも大きかった主人だが、今ではミコの半分くらい。「主人」とは、H君がふざけてつけた名前だが、ミコが発音するとカタカナ音「シュジン」になるから不思議だ。彼女の中で、「主人(=あるじ)」という意味がインプットされていないからだろう。言葉はそれに付加された意味を解さないと音でしかないのだ。


2)所有意識
唯一執着するようになったもの。それは「主人」。先日家に遊びにきたPラちゃんが主人を抱っこしたら、びっくりして取りに行った。初めて、他の子が持ったオモチャ(みことにとっては赤ちゃん)を意思をもって取った瞬間だった。でも、その後、「Pラちゃんに、主人プレーゴ(=どうぞ)してあげようよ!」と何度か言ってみたら、ちょっと考えた顔をした後、静かにプレーゴしていた。


3)新しい歯と歯磨き
下の真ん中(の歯を一とすると)から数えて三つ目の歯が左右同時に顔を出してきた。相当歯磨きに苦戦してきたが、ようやく多少の抵抗はするものの、磨かせてくれるようになってきた。まずは、パッパと仲良く鏡を見ながら歯磨きして、その後マミーナの羽交い締め仕上げ磨き。抵抗してちょっと泣くが、終わるとともに泣き止む。


4)お友達のマネをするのが大好き!
最近、週に二回は一緒に遊んでいるSラちゃんのマネをするのがミコの中で流行っている。Sラちゃんがバギーを押したら、ミコも押し、Sラちゃんが座ったら、ミコも隣で腰掛け、Sラちゃんがママと手をつないだら、「マミー!、お手て!」と手をつないでくる。唯一真似しないのが滑り台。まだ恐いらしく、Sラちゃんが何度やっても、ミコは階段を登るところまでで、降りるのは断固拒否!基本的に怖がりさん。


5)ミコのお仕事日課
<洗濯物出し>
洗濯機から洗い終わった洗濯物を出してかごに入れること。

<ゴミ運び>
家より300メートルほど離れた場所にある巨大ゴミバケツに、ビニールに入ったゴミを運ぶこと。ゴミ箱に到着すると、私にはいっと渡して、私がポンと投げ入れる。

<ショッピング籠押し>
スーパーでかごを押して(普通の大人は手にかけて運ぶのを、ミコは床に置いてぞうきんがけするかのような姿勢でたったったと押す)、品物を運ぶ。←日本でやると(私が)冷たい視線を浴びそうだが、イタリアでは皆に(ミコが)「えらいわね〜」と褒められている。

これらは、すべて「自分の仕事」と思っているようで、私がやろうとすると怒る。


6)最近言われたこと
「沢山しゃべれるのね(語彙が多い)」
「いつ会ってもいいコね」


7)言葉
普通に言葉で意思の疎通をしていることが当たり前になってきたことに、時々ふと気付いて驚く。今月の流行は、語尾に「の」をつけること。「ミコ 食べてるの」とか「もういらないの」。「の」が付くようになって、言葉が女の子らしくなった。あと、これまで喋る内容は要求のみだったのが、自分や人の状態や行動を説明するようになってきた。たとえば、「ミコ 茄子 食べてるの」、「ミコ おイス 座ってるの」など。

ここ一ヶ月で言うようになった言葉は:
バス
いくつ?
Sラ
Aン
Pラ
コーンフレーク
お金
果物
fruit
frutta
メガネ

茄子
ピーマン
パピーノ
ワンピース
相当かわいい!
ミシン カタカタ!
お散歩
お買い物

お母さん
女の子
男の子
おいぼん(=おリボン)


文は:
主人返して!
下さいなの!
Sラのお母さんいる!
ミコ パン 食べるの!
マミー 食べるの!(命令)
マミー ここ座るの!(命令)
チッチ 出ないの!
ポトン(=うんち) 出たの!
お腹 痛いの!
お腹 一杯なの!
いくつ?
アクア 欲しいの!
これ ミコのなの!
ミコ マミーにチューしたの!
ミコ おすわりしているの!
ミコ 茄子 食べてるの!
パッパ ジョリジョリしてるの!(ひげ剃り)
ミコ 裸ん坊なの!
お買い物行くの!
公園行くの!
ミコ ブランコ のるの!
ミコ ブルンブルン(=バイクのオモチャ)のるの!
Sさん(私の名前)手伝ってよ!
ご飯 もういいの!
また遊ぼうね。
水かかった!
いってらっしゃい!
ただいま!
お帰り!
ありがとう!
ミコ 本 読むの!
さようなら!
ミコ 自分でやるの!

イタリア語は:
Andiamo a casa (=Let's go home!)
cozze (=mussles)
vongole (=cram)
troppo bella (=too beautiful)
frutta (=fruit)
buono (=tasty)
qui (=here)