祝オムツ(昼間)卒業!

八ヶ月から、うんちは大人用のトイレ(に幼児用便座を取り付けた)で、おしっこは二回に一回はトイレでしていたミコ。一歳を過ぎて、おしっこの間隔が二時間程度に広がり、さらに一歳四、五ヶ月頃から本人もおしっこやうんちのタイミングが分かってきた様子が見られた。おしっこの前のぶるぶるっと震えに、「おしっこでしょう?」と聞くと、かたくなに「ノー!」と言ってきゃっきゃ逃げ回る。急に神妙な顔をして一点を見つめて息をとめる姿に、「うんちでしょう?」と聞くと、今度は「うんち!」と元気よく教えてくれて、親をトイレまで走らせるようになった。

この頃から、そろそろ卒業できるんじゃないかなと思っていたのだが、イタリア国内旅行、一時帰国(内一週間親戚周り旅行)でずっと先延ばしにしていたのだった。そして、とうとう三週間前に、そろそろ試してみようと軽い気持ちでトイレトレーニングを始めた。ローマもまだ日中33度と暑く、厚手のオムツを履かせているのが可哀想だったというのもきっかけだった。先輩ママ達の経験談を参考に、まずは、何も履かせないスタイルから始めることにした。


<一週目>
昼間はワンピースを着せて、その下は何も履かせない。外出時はトレーニングパンツを履かせる。家では、基本的にどこでおしっこ&うんちされても大丈夫なように対策(ソファーにカバーをしておく)を講じておく。便器の前には、ミコのトイレのお伴、機関車トーマスシリーズの本を揃えておく。夜はオムツ。

リビングのフローリング、バスルームのタイルの上でそれぞれ一回づつうんち。おしっこは、ソファー、リビング、キッチンのフローリングで、ハイチェアで食事中にジャー。それも二回は、わざわざソファーのカバーを外してしてくれてたり。。H君が面倒をみてるときにすることが多かった。(私の方が気付くのが早いため、未然に防ぎやすい)

ミコの反応は、まずは驚き、そして何かいけないことを「やってしまった!」という表情だった。それまで、自分のおしっこもうんちも、便器の中のものは見せていたが、実際におしっこがこんな風にシャーっとでて、水たまりになるなんて知らなかったようだ。うんちは、イタリアでは毎日方々で見かけるので近くで見る機会は豊富にあったのだが、それが自分から出て、普段転がっていないところにあると、それはそれでまたびっくりするらしい。

親は、その度に心の中では、「あー、やってくれちゃった!」と思いつつもそれは表にださず、「おしっこシャーでたね〜。ばっちい、くちゃいくちゃいだからキレイキレイしようね〜。」と言いながら、ミコと一緒にお掃除。そしてきれいになると、「キレイになったね〜。今度ちっち出そうになったら、トイレ!ってマミーに教えてね。」食事中にハイチェアでされると、これはもう可笑しくて三人で笑っていた。それも、一番よくしたのがこの場所だったのだ。


<二週目>
引き続き、何も履かせないスタイルで、外ではトレーニングパンツ。親の方で、おしっこの間隔がかなりよく分かってきたので、そのタイミングに合わせてトイレに誘った。寝起き、帰宅時、その他、大体二時間間隔で。

前半は、一週目と同じ。後半から、トイレに誘うと、「ノー!ちっち出ない!うんちない!」と怒って便器に座るのを全身で拒否するようになった。でも、強制的に座らせてみると、シャーとでて、本人も嬉しそう。では、なぜ拒否するの??

週後半から、トイレ以外ですることが少なくなってきた。一度、リビングでシャーとした時に、「うわーん!」と大泣き。トイレでできなかったのが悔しかったよう。この反応を見て、ああ、この子はもうちゃんと分かってる。オムツ卒業も近いと思った。ミコのプライドとやる気を傷つけないように、「大丈夫、ミコちゃん。泣くことないのよ。今度、ちっちしたくなったら教えてくれればいいんだから。一緒にキレイキレイしようね〜。」と明るく言って、またミコと一緒にお掃除した。


<三週目>
朝夜と肌寒くなってきたので、普通のパンツを履かせる。外ではトレーニングパンツ。外出時は、幼児用携帯便座(日本で購入)を持ち歩き、なるべく二時間おきくらいにはトイレに誘った。

家でも外でも、毎回便器で用を足すようになる。自分からトイレ!うんち!ちっち!と教えてくれるようにもなってきたが、教えてくれるタイミングがいつもでる直前。なので、常に親はダッシュ(家が狭くてよかった)!出る?と聞いて「出ない!ない!」という答えが返ってきたときは、本当に出ない時になった。もようしてきても、ちょっと我慢することができるようになってきた。トイレトレーニング以前は、ぶるぶるのあとすぐにシャーだったのが、トイレに着くまで待てるようになった。

夜はオムツで寝ている。朝、オムツにしている時もあれば、していないときも(小のみ)。これは、このままでいい。おしっこを気にして眠りが妨げられるのはよろしくない。自然に卒業するのを待とう。

一歳八ヶ月で昼間のオムツ卒業!おめでとう!!!


終わってみてから考えると、もう少し早くはじめてあげてもよかったかもしれない。特に夏はおしりが蒸れるし、可哀想だった。母に報告すると、「ミコちゃん優秀!Sちゃん(私)も早い方だったけれど、二歳だったもんね!」と褒められた。