Freiburg(南ドイツ)へ


H君の出張にくっついてドイツのFreiburgへ8日間行ってきた(9/26-10/4)。H君にとっては今月三ヶ国目の出張、ミコにとっては生まれて三ヶ国目の訪問国。

Freiburgはドイツの南西に位置する町。最寄りのバーゼル空港はフランスとスイスと国境を接している。Freiburgの自慢はダウンタウンの道を走る小川=Bachle (*"a"はウムラウト付き)。幅20-40cm、深さ20-30センチほどの水路が道の真ん中を走る。昔は、火事対策として利用されていたのが、今は観光名物としてBachleを整備、増長しているのだとか。Bachleの掃除専門家もいる。さすがマイスター制のドイツ!本屋にはBachleの絵本が並んでいる。残念ながら只今水路の分岐部分(川から流れてくる水が町中のBachleへ分岐するところ)を工事中とのことで、私たちが行ったときには水は流れていなかった。

食べ物はフランスの影響が大きい。初日にローカルのレストランで出されたお料理を見て思わず、「これはドイツ料理じゃない!」と言ってしまった。ものは確かにドイツ料理なのだが、洗練されすぎているのだ。ジャガイモどん!、お肉どさっ!ではなく、ジャガイモが小さくボール状にされてメイン料理の付け合わせにちょこんと上品にのっていたり、グリーンサラダにマッシュルームのソテーやナッツをちりばめたり、ハーブを何種類か入れてみたり、お皿の形に拘ったりと、「見た目」にもフランスの影響を受けている。ベイカリーもあちこちにあり、朝は焼きたてのクロワッサン、バゲット、ブロートゥヒェン、黒パンを買いに行く人をよく見かけた。彼らに倣って、最後の数日は私たちも焼きたてパンを朝食にいただくことにした。焼きたてでないのでも充分美味しかったが、焼きたては格別だった。こういうので幸せ。

週末はH君とミコと三人でダウンタウン散策とケーブルカーで山登り。平日はH君は大学へ仕事をしに、私とミコは街を散策したり、滞在先近くのSee Parkや日本庭園を散歩したり、レストランでミコとお昼をしたり、アパートの大家さんのお家を見せてもらったりとのんびり過ごす。

離乳食が作れるように、オムツの洗濯ができるようにと、短期滞在用アパートに滞在することにしたのだが、ここがとても良かった。事前に赤ちゃんがいることを伝えておいたら、大家さんがハイチェア、赤ちゃん用プラスチック皿&コップ&スプーン、オムツ入れバケツ、オモチャ、絵本など必要なものすべてを用意しておいてくれた。その心遣いが嬉しく、私も頑張ってとうに忘れたはずのドイツ語で話をしたら(いつもは、ズルして相手が英語が分かると英語ですませる)とても喜ばれる。帰る頃にはすっかり打ち解けて「また来るね!」と本気で思って言って別れた。ミコのフォトサイトを送ってあげようっと。