ミコ、8ヶ月の性質


Yちゃん&ママが遊びにきた。ミコと一番月齢が近い(10ヶ月)こともあってか、今ミコが一番反応のよい他人。赤ちゃんは赤ちゃんが大好き。Yちゃんと二人で奇声を上げたり、お互いを触ったり、相手が持っているオモチャに手をのばしてみたりする。大体は、身体能力の低いミコが持っているオモチャを奪われたり、はたかれたりしている。声の合唱は対大人には見られない光景だ。ふたりの反応が最近特によいので、ママ達は「一週間に一回は会わせたいね」と話している。Yちゃんとはミコが3ヶ月の時からの付き合い。

Yちゃんと一緒にいると、ミコの気質や性格が際立つ。Yちゃんは、初めてうちに遊びにきたときから、自分の家にいるかのようにリラックスしていた。オモチャやその辺にある面白そうなもの(本、クッション、椅子の脚)を舐め舐めし、ミコに手を出したり声を出したりしていた。ミルクの時間になっても、哺乳瓶そっちのけで家の中やモービル、そして私たちを観察していた。

一方ミコは、自分の家にいるにも関わらず、知らない赤ちゃんの訪問に緊張し、マミーナの腕の中でぴとっとくっついて、しばらくYちゃんを遠目に観察していた。Yちゃんが帰る頃には、次第に慣れてちょっと触ってみたり、(いつも一人の時にはよくやる)奇声を上げ始める。が、次回Yちゃんがくるときにはもとに戻って観察するところからやり直し。徐々に慣れるまでの時間は短くなったものの、今では自由気ままに家中をハイハイし、躊躇することなく私やミコに突進してくるYちゃんとくらべると、ミコは明らかに慎重な性格。

今日はマミーナが「やめて!」と叫んでしまいそうになったことがあった。なんと、静かにお座りしているミコに、Yちゃんが突進してきたかと思うと、押し倒して、ミコの上に乗り、顔にチューをしたのだ!思わず、『やめてー!ミコを襲わないで!』と言いそうになった。その光景は、可愛い女の子が乱暴な男の子に襲われている構図そのものだった。(←ごめん、Yちゃん&ママ。でも私にはそう見えたの。)押し倒されたミコは、目をぱちくりさせながら「な、なにするの?!」と驚いた顔をしていた。

ミコは、生後3ヶ月頃から表情や佇まいが「女の子らしい」とよく人に言われる子。一方Yちゃんは、初めて会った人には100%「男の子」と間違えられる子。やんちゃで、興味をもったものには、まず突進して、掴んで、舐めてみる。そこには一瞬の躊躇も見られない。すでに二人の気質や性格は決まっているようだ。

「ミコちゃん、女の子らしいねー」と会う度に言うYちゃんママ。今日は、「ミコちゃんて、『そち、我にこれを持て!』とか言いそう!」と言っていた。それにしても、ミコちゃん、自分の身は自分で守れるようにしようね。

Yちゃんのチュー攻撃は、最初はうさぎがキスをしている絵本から、実際にはパパがママにチュー攻撃しているのを見て学んだとのこと。