ローマにもどってきた!


一ヶ月間の甘やかされ実家滞在を終え、ローマに帰ってきた。東京に滞在中は、信じられないことに、一度も都心にでることなく実家近辺でのほほんと過ごしていた。おばあちゃん(ミコにとっては曾おばあちゃん)に会いにいったり、お友達に家に遊びにきてもらったり、児童館へ行ったり、美味しいものを食べに行ったり、Yママ仕事関連の会合に行ったり、ローマに持ち帰る食材を大量に買ったりと。

空港まで行く高速バスの停留所まで見送りに来た父は、「あー、もったいないことした。」とつぶやいた。何がもったいないのかと聞きただすと、『今朝のミコのうんちを流してしまった。もうちょっと取っておけばよかったなあ。』とのこと。そんなにかわいいのですか?でも、それ、じいじ馬鹿を考慮しても、おかしい発想よ。

フィウミチーノ空港に降り立った際、通常は機体を一歩でたところで手渡されるバギーが見当たらない。ま、こんなことも初めてではないので、Baggage claimで他の荷物とともにバギーも待つが、待てど暮らせど出てこない。また別のラインから出てくるのかなと、いろいろ探しに行ってみると、明らかに長期間放置されているであろう荷物の山の端に見覚えのある赤いバギーが!たまたまそこに目をやったから見つけられたものの、普通は探さないようなところ。一年前だったら、こういうことにいちいちイライラしていたものだが、まあ、こんなこともあるよねと、見つけられたので気分は害さずに空港を後にする。

空港からの列車の中で、突然乗客が席を立って、隣の車両へ移動し始めた。聞くと、燃料室から煙がでているとのこと。ミコと一緒に私も避難。爆発せずに無事駅に到着。建物から出て、公共の場にある時計を見ると、どれも時計の針は違う時間を指している。ローマに帰って来たんだなあ。悪くない。